青春１８きっぷ初心者におすすめの１泊２日ルート
青春１８きっぷの冬季販売が始まったということで、初心者でも挑戦しやすい東京から１泊２日の電車旅を紹介したいと思います。
そもそも青春１８きっぷって何？という方に向けて、青春１８切符の買い方や使い方も簡単に紹介していきます。
本記事は、
- 青春１８きっぷって興味あるけどよくわからない！
- とりあえず手軽に電車旅をしてみたい！
という方におすすめです
青春１８きっぷとは
そもそも青春１８きっぷとはどんな切符なのか。
１８と名付けられているくらいなので、若者しか利用できないんじゃないかと思う方も少なくないと思います。
簡単に説明すると、青春１８切符とは、誰でも、安く、自由に電車が乗れる切符です。
誰でも購入できる
年齢制限はありません。子どもからお年寄りまで、誰でも購入することができます。
一番手軽に購入する方法は、近くのJRの駅に行き、みどりの窓口で 「青春１８きっぷをください」と言えばすぐに購入できます。
ここで注意することは、いつでも購入できるわけではないということです。年に3回販売期間があり、学生の春休み、夏休み、冬休みと被るような期間になっています。
2020年度
春季 販売期間：2/20~3/31
利用期間：3/1~4/10
夏季 販売期間：7/1~8/31
利用期間：7/20~9/10
冬季 販売期間：12/1~12/31
利用期間：12/10~1/10
今はちょうど冬季販売期間です。12/1から12/31の間に購入した切符は、12/1から1/10の間で利用できるということです。
安く購入できる
切符の値段は、おとな・子ども関係なく12,050円です。
１枚の切符を５回利用できるようになっていて、1人で５回使っても、5人で１回使っても大丈夫です。
１回あたりの有効期限はその日中です。つまり、１日あたり約2,500円で乗り放題ということです。
自由に使える
青春１８切符の１番のメリットは、何回でも途中下車ができるという点です。気軽に途中下車することができるため、普段降りることのないような駅や、聞いたことのないような駅でも、料金を気にせず下車できます。これが１８きっぷ旅行の醍醐味でもあります。何があるのかわからない駅で降りるワクワク感がたまりません！
自由に乗れると言いましたが、いくつか制限があります。まず、当たり前ですが、JRから販売されているため、JRの線しか利用できません。私鉄には乗れないので注意してください。次に、有料特急電車や新幹線には基本的に乗車できません。長距離を移動したい場合は時間をかけて移動することになります。詳しい条件はJRのサイトで確認できます。
https://railway.jr-central.co.jp/tickets/youth18-ticket/
初心者におすすめのルート
１８きっぷの使い方が大体わかったところで、とりあえず週末の１泊２日旅行から挑戦してみませんか？
私が１８きっぷ初心者におすすめするのが、東京から福島を経由して新潟まで行き、１泊して群馬経由で東京に戻ってくるルートです。私も初めての１８きっぷはこのルートで旅行しました。
下車駅
具体的な下車駅は、
１日目：新宿→宇都宮→郡山→会津若松→新潟
２日目：新潟→高崎→新宿
です。このルートをおすすめする理由は３つあります。
まず、往路と復路で違う景色を楽しめる点です。
東京から西に行くと、東海道線しか選択肢がないため、同じ路線で帰ってくることになり、あまり面白味がありません。
次に、乗客が少ない点です。
宇都宮あたりから乗客がかなり少なくなり、席もクロスシート（向かい合わせの席）で、ゆったりできます。窓からの景色も田舎の風景が続くため、より旅行感を味わうことができます。
３つ目は、3時間以内に主要駅がある点です
。私の体感ですが、3時間以上電車に乗りっぱなしはキツく感じました。新幹線のように快適な座席ではないため、体が痛くなり、景色にもだんだん飽きてきます。そのため、初心者の方は３時間以内に途中下車駅を設定することで、快適に旅行できると思います。
注意点
このルートで旅行をする際に最も重要なポイントは、綿密な計画を練るということです。乗客が少ないため、電車の本数も多くはありません。３０分に１本しかない路線もあります。行き当たりばったりで旅行しようとするとなかなか新潟まで辿りつけないので注意してください。
私は聞いたことのない駅で降りてみたくなり、宇都宮と郡山の間の宝積寺という駅で下車しました。駅舎のデザインが印象的で面白かったのですが、周辺に何もなく、次の電車もなかなか来なかったので時間を持て余しました...笑 それはそれで楽しかったのですが、スムーズな旅行をしたい方はしっかり計画を練り、時間通りに行動することをおすすめします。
下車駅紹介
次に、下車駅で何ができるのか紹介していきます。まず、途中下車で確保できる時間は大体１時間半から２時間程度です。特に往路は新潟までたどり着くのに距離が長いため、途中下車で長い時間は取れません。１時間半から２時間でできることは、駅周辺でご当地グルメを楽しみ、お土産を見ることくらいです。そのため、お腹いっぱいのグルメ旅になります。駅から離れてしまうと、時間が足りなくなってしまうため、駅周辺でできることを紹介します。
宇都宮駅
宇都宮と言ったらもちろん餃子は外せない！私は朝ごはんとして餃子を食べました。８時くらいに宇都宮に到着したため、開店している餃子店は少なかったのですが、私が行った宇都宮餃子館は6:30から開店していました！
さらに、朝餃子セットは餃子、お新香、ライス、スープがセットで500円！朝からお得に餃子を食べることができます。
朝餃子セットがある西口駅前中央店は、現在臨時営業で11時からの営業になっていますが、東口店では6時半から営業しているため、朝早く行く方は東口店に行きましょう！
宇都宮でおすすめのお土産は、空いちご スカイベリーのチーズケーキ＆ジャム二層デザートという小瓶に入ったチーズケーキです。プリンのような見た目で、チーズケーキの層の上に栃木の品種であるスカイベリーといういちごのジャムが乗っています。この二つの層の相性が抜群で、チーズケーキは甘すぎず、爽やかな風味で餃子のデザートにぴったりです。要冷蔵で長時間の持ち運びができないため、駅のベンチや待合室で電車を待つ間に食べることをおすすめします。
郡山駅
郡山駅ではお店に入るほどの時間がなかったため、コンビニで売っていた郡山のソウルフード、クリームボックスを購入して電車で食べました。
食パンに生クリームが塗ってあるだけのシンプルなおやつですが、素朴で優しい味が美味しかったです。
会津若松駅
会津若松駅では駅を出るとすぐ、会津の名物である赤べこのオブジェがあります。赤べこの前で写真を撮って、駅前にあるまるたか食堂で会津若松塩ラーメンと喜多方ラーメンを食べました。
どちらもすっきりした味わいのスープと中太の黄色い麺で美味しかったです。
新潟駅
新潟で１泊し、次の日のお昼頃に出発したため、十分に観光する時間がありました。
1日目は長旅で疲れていたため、駅前で名物のタレカツを食べ、すぐにホテルへ向かいました。
２日目の朝いちで向かった場所は、白山神社です。
この神社には、川越の氷川神社で有名な鯛みくじがあります。見た目が可愛く、鯛を釣るようにおみくじが引けるので楽しいです♪
そのあとは、Befcoばかうけ展望室で新潟市街を一望しました。ホテル日航新潟の３１階にあり、無料で入れる上にスカイラウンジも併設されています。
新潟観光の締めはなんと言っても海鮮丼!！地元の特産品が並ぶ市場、ピアBandaiにある港食堂で新鮮な海鮮丼を食べました。美味しかった...
ランチを楽しんだら出発です！
高崎駅
新潟から４時間半ほどかけて（ここは長いです、途中で下車駅を設定した方がいいかもしれません）最後の駅、高崎駅に到着しました。高崎では有名な駅弁、峠の釜めしを食べました。ひとつずつ丁寧に作られて食材がどれも美味しく、特に甘い杏子が最高でした。空になったお釜は実際にご飯を炊くことができるスグレモノです。
お土産は家で作れる焼きまんじゅうを購入しました。どこの商品か忘れてしまったのですが...あま〜いタレとパンのようなおまんじゅうの組み合わせが美味しかったです。
高崎から新宿は2時間ほど！これにて旅終了です。
最後に
１泊２日でできる青春１８きっぷ旅行、いかがだったでしょうか？私は友達と2人で行き、余った１回分は別日で熱海に行きました。このように、１８きっぷの使い方は旅行者次第です。皆さんも１８きっぷデビューしませんか？
